【東京市場の注目銘柄】(6日)日本製鋼所 9.1%高

 ≪EV電池部品用の装置需要好調≫

 ■日本製鋼所(5631) 前日比9.1%高の3375円。SMBC日興証券は目標株価を4700円から5200円に上げた。EV(電気自動車)用電池のセパレーター向けフィルムシート製造装置需要が想定以上に伸び、2020年度に17年度比生産能力を2倍にする会社目標よりも早く18年度下半期には能力増強を実現することができると分析。18年3月期営業利益は前期比73%増、19年3月期は32%増と業界平均に比べ高い成長率を予想した。

 ■ツバキ・ナカシマ(6464) 3.1%高の3040円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を2910円から3500円に上げた。産業機械や自動車向け需要の想定以上の好調、事業買収効果で過去とは異なる利益水準を見込み、18年12月期と来期の営業利益予想を増額。一方、不適合製品の出荷による訴訟リスクなどには注視するとした。

 ■JXTGホールディングス(5020) 3.9%高の659.1円。東証1部33業種の上昇率で石油・石炭製品はトップ。5日のニューヨーク原油先物はクッシング在庫の減少観測から2.2%高と2週間ぶりの大幅高となり、収益への好影響が見込まれた。

 ■日東電工(6988) 4.3%高の8657円。特発性肺線維症治療薬を対象としたHSP47 siRNA製剤「ND-L02-s0201」の米国でのIND(臨床試験実施)について、米食品医薬品局(FDA)から許可を受け、治験第2相試験を開始する。みずほ証券は、同薬の米治験開始は株価に対し好材料と評価した。

 ■TDK(6762) 4.8%高の9580円。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「アンダーウエート」から「イコールウエート」に、目標株価を8500円から1万円に上げた。利益の大半を稼ぐ2次電池は競争力が抜きんでた状況だとし、利益拡大が続くと予想する。

 ■大東建託(1878) 1.7%安の1万7430円。クレディ・スイス証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、目標株価を2万1000円から1万7000円に下げた。今後12カ月程度が事業運営にとって最も逆風になる可能性があり、来期は受注微減と粗利率の悪化、アパートローンの貸し出し減少の継続を見込む。

 ■ピジョン(7956) 5.5%高の4500円。18年1月期営業利益は前期比21%増の194億円、日本や中国を中心にベビー用品などの販売が好調だった。今期計画は前期比5.1%増の204億円。

 ■ネットワンシステムズ(7518) 3.4%安の1509円。みずほ証券は業績予想を減額し、目標株価を1680円から1520円へ下げた。1~3月期(第4四半期)は、会社業績予想の大幅上振れは期待し難いと分析。中期計画の達成も容易ではないと予想した。

 ■くらコーポレーション(2695) 9.8%高の7150円。17年11月~18年1月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比2割増の17億4700万円、厨房設備の効率化や店舗改装など積極的な投資を継続したが、増収効果が寄与した。(ブルームバーグ)