福岡商工会議所、会頭に藤永憲一氏、九電グループ7年ぶり

九電工会長の藤永憲一氏
九電工会長の藤永憲一氏【拡大】

 福岡商工会議所が、礒山誠二会頭(66)=西日本シティ銀行副頭取=の後任に、副会頭で九電工会長の藤永憲一氏(67)を昇格させる方針を固めたことが7日、分かった。任期途中の交代となる。同商議所会頭に、九電グループの役員が就任するのは7年ぶり。

 藤永氏は九電常務などを経て、平成24年6月に九電工入り。九電工では、専務や副社長を歴任し、26年から会長を務めている。29年11月に商議所副会頭に就任した。

 礒山氏は27年9月、体調不良のため辞任した故末吉紀雄氏=当時のコカ・コーラウエスト会長=の後任として、会頭に就任した。企業のトップ未経験者が就任するのは異例だった。

 礒山氏は財界に広く人脈を持つ。会頭としても、熊本地震や九州北部豪雨で被災した地域経済の復興に尽力した。こうした実績も評価され、29年11月、会頭に再任された。任期は平成32年11月までだった。

 一方、副頭取の礒山氏が長期間、商議所会頭に在任することで、出身母体である西日本シティ銀行の人事が停滞するとの声もあった。礒山氏が会頭就任から間もなく3年を迎えることから、交代論が浮上した。

 福岡商工会議所は、都市機能向上や観光振興、地場企業の活性化に、行政とともに取り組んでいる。藤永氏には、地場企業を代表する九電出身者としてのリーダーシップが、期待される。