英語検定結果を出願資格に 大学入学共通テスト

 国立大学協会は8日、東京都内で総会を開き、平成32年度から大学入試センター試験に替わる「大学入学共通テスト」の英語で導入される民間検定試験の活用に関するガイドライン案を示した。一定以上のスコアを各大学の出願資格の判定に用いることや、35年度まで併存するマーク式のスコアに加点し総合的に合否を判断することなどが盛り込まれている。

 大学入試センターは月内に、共通テストで利用する民間検定試験を認定する予定。国大協はこの結果や各大学の意見を踏まえてガイドライン案を修正し、近く取りまとめる。

 ガイドライン案では、共通テストでの英語で認定された全ての検定試験を国立大入試で使用できるようにすると記載。方法として(1)一定以上のスコアを出願資格とする(2)語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」に基づきスコアを評価し、マーク式の結果に加点する-のどちらか、もしくは双方の組み合わせで対応するとした。