インド会社員ストレス増加傾向 56%が睡眠6時間以下、年15.9兆円の損失 (1/2ページ)

インド最大の商都ムンバイを歩くビジネスマンら=西部マハラシュトラ州(ブルームバーグ)
インド最大の商都ムンバイを歩くビジネスマンら=西部マハラシュトラ州(ブルームバーグ)【拡大】

 インドは、会社員が職場で感じる重圧が大きくなっているようだ。インド商工会議所連合(ASSOCHAM)が実施した健康調査によると、56%の会社員が会社によって設定された業務目標のために高い水準のストレスを感じ、睡眠時間が6時間以下になっているという。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 この調査は、インド国内のインフラ、電力、マスメディア、製造、IT(情報技術)など18業種の500社で働く25~50歳の会社員を対象に行われた。ASSOCHAMは調査報告書で、ストレスによる睡眠不足が作業効率の低下などにつながり、年間1500億ドル(約15兆9000億円)の経済損失を生んでいると指摘した。

 同報告書によると、調査対象の会社員の46%が不規則な睡眠で疲労を感じているほか、42%が不規則な睡眠による慢性的な頭痛を抱えていると回答した。また、49%が不規則な睡眠のせいで気がふさぐ経験をしたことがあると答えた。

 ストレスの原因は、会社の厳しい業務目標のほか、職場での人間関係や自身に課したノルマなど個人的な問題もあるという。ASSOCHAMは、こうしたストレスから睡眠不足となり、極度の緊張状態や糖分の過剰摂取といった問題につながっていると分析している。

75%が「自覚症状がある」と回答