中国GDP、ユーロ圏超え 今年見通し 「アジアの世紀」象徴

 中国の国内総生産(GDP)が今年、ユーロ圏全体の経済規模を上回る見通しで、「アジアの世紀」の到来を改めて示す象徴的な出来事となりそうだ。

 ブルームバーグの集計データによれば、2018年の中国GDPは約13兆2000億ドル(約1396兆円)と、単一通貨ユーロを導入した欧州19カ国のGDPの合計12兆8000億ドルを上回ると予想される。17年はユーロ圏が中国を辛うじて上回ったが、その差は2000億ドル足らずだった。

 スタンダードチャータード銀行のグローバル・チーフエコノミスト、デービッド・マン氏(シンガポール在勤)は、中国が欧州を「追い抜き、そして上回り続けるだろう。経済システムの機能や制度的インフラ、教育、ハード面のインフラの全てがアジアに有利に働いている」と指摘。同氏は、中国が20年ごろまで少なくとも6%成長を維持し、20年代は5~5.5%の成長を続けると予想する一方で、今後数十年のユーロ圏成長率が2%を大きく上回ると想定するのは難しいとみている。(ブルームバーグ Michelle Jamrisko)