北極圏は温暖化、北半球は大寒波… 極地の海氷減少が遠因? (1/2ページ)

北極圏の気温の推移
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 北半球各地に大寒波が襲来する中、北極圏では記録的な気温上昇が観測されている。背景には、北極圏の海氷減少があるとの見方が出ている。

 デンマーク気象研究所などによると、1958~2002年の44年間に観測したデータを基に計算した北極圏の2月下旬の平均気温は、マイナス30度前後で推移していた。しかし今年の気温は約マイナス10度と、20度近くも上昇している。

 米国のNPO(非営利組織)「ポーラー・ベアーズ・インターナショナル」は昨年12月掲載の記事で、温暖化の影響でホッキョクグマの個体数が減少していると報告するとともに、カナダ北東部のバフィン島のやせ細ったホッキョクグマの写真を掲載し、「餓死しかけている」と訴えた。

 一方、日本や米国に加え、欧州各国は記録的な大寒波に見舞われている。ローマでは2月26日、6年ぶりの積雪を観測。英国各地でも大雪が降り、この30年ほどで「最強の寒さ」(ロイター通信)となった。ポーランドやイタリアなどでは寒波によるとみられる死者数が50人を超えた。

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