東証続伸、終値101円高 リスク警戒感が後退

 9日の東京株式市場は、米朝首脳会談や米輸入制限の緩和への期待からリスク警戒感がひとまず後退し、日経平均株価(225種)は続伸した。午前の上げ幅は一時500円を超えた。その後は日米の金融政策の動向を見極めたいと、利益確定の売りが出て上げ幅は縮小した。

 終値は前日比101円13銭高の2万1469円20銭。東証株価指数(TOPIX)は5・53ポイント高の1715・48。出来高は約17億5千万株。

 日銀の黒田東彦総裁の記者会見や米金融政策の判断で参考となる2月の米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが広がった。

 朝方は、トランプ米政権による鉄鋼などの輸入制限で、同盟国が適用除外になる可能性があるとの期待から買いが先行した。

 トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する意向と報道され、安倍晋三首相が訪米すると表明すると、北朝鮮情勢が緊張緩和に向かうとの期待から幅広い銘柄に買いが入る場面もあった。