2月倒産617件、28年ぶり低水準

 東京商工リサーチが8日発表した2月の全国の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比10.3%減の617件だった。2カ月ぶりに前年を下回り、2月としては1990年以来28年ぶりの低水準となった。景気が回復基調で、金融機関の返済猶予も中小企業を下支えした。ただ中小企業を中心に人手不足感が強まっている。担当者は「業績も低迷が続いており、賃金上昇が収益を圧迫する悪循環が現実味を増している」と指摘した。負債総額は22.3%減の899億7900万円。地域別の件数は、全9地域のうち4地域で前年同月を上回った。