米輸入制限、解決策でない メキシコ経済相が批判

鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関する文書に署名後、報道陣に示すトランプ米大統領=8日、ワシントンのホワイトハウス(ロイター)
鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関する文書に署名後、報道陣に示すトランプ米大統領=8日、ワシントンのホワイトハウス(ロイター)【拡大】

  • 鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関する文書に署名後、掲げるトランプ米大統領。周囲にいるのは鉄鋼とアルミの業界関係者=8日、ワシントンのホワイトハウス(UPI=共同)

 米国が正式決定した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関し、メキシコのグアハルド経済相は8日(日本時間9日未明)、関税引き上げは米国の産業を守る解決策にはならないと批判した。チリの首都サンティアゴで開かれた環太平洋連携協定(TPP)署名式後の記者会見で言及した。

 グアハルド氏は「鉄鋼の過剰生産が現実の問題だ」と指摘し、生産量の多い中国に各国が協調して減産を求めることが重要との認識を示した。会見は、メキシコとカナダを適用外とする決定の前だったため、「隣国にこうした措置を取ることは米国を害する」とけん制した。

 カナダのシャンパーニュ国際貿易相も、同国と米国が同盟関係にあることに触れ「国家安全保障を問題にした提案は間違っている」と語った。(共同)