米輸入制限 鉄鋼・アルミ関税を決定 23日発動 日本は適用除外を協議へ (2/2ページ)

鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関する文書に署名後、掲げるトランプ米大統領。周囲にいるのは鉄鋼とアルミの業界関係者=8日、ワシントンのホワイトハウス(UPI=共同)
鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関する文書に署名後、掲げるトランプ米大統領。周囲にいるのは鉄鋼とアルミの業界関係者=8日、ワシントンのホワイトハウス(UPI=共同)【拡大】

 政権高官によると、大統領は今回の措置で、対象国の選定や税率の上乗せ、引き下げを決めることができる幅広い権限を持つ。米国が北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を進めるカナダとメキシコは、当初は適用外とするが、再交渉が妥結しなければ除外を打ち切る構えをみせている。

 両国以外の除外検討に向けた協議は、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が担当し、米国の安保・経済両面の利益を踏まえて判断するという。

 トランプ氏はこの日の会合で、改めて米国の貿易赤字に不満を表明し、不均衡是正に向けた貿易相手国の取り組みを求めた。日本政府は「日本からの輸入は安保の脅威にならない」としているが、トランプ政権が関税の除外検討を取引材料にして、自動車分野などで厳しい要求を突き付けてくる可能性もある。