TPP11、新協定に署名 米国は鉄鋼・アルミ輸入制限を決定

8日、TPP署名式を前に写真撮影に応じる茂木経済再生相(後列右から4人目)ら各国閣僚=チリ・サンティアゴ(共同)
8日、TPP署名式を前に写真撮影に応じる茂木経済再生相(後列右から4人目)ら各国閣僚=チリ・サンティアゴ(共同)【拡大】

 ■トランプ流、自由貿易に波乱

 米国を除く環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加11カ国は8日午後(日本時間9日未明)、チリの首都サンティアゴで新協定に署名した。米離脱から1年余りで巨大経済圏づくりが最終合意。各国手続きが順調に進み、発効は当初想定の2019年の早い時期から18年中に繰り上がる可能性も出てきた。一方、トランプ米大統領は同日、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を正式に決定した。輸入増加から米メーカーを守ることが安全保障上の利益と、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を23日から課す。TPPや自由貿易体制は今後も、鉄鋼輸入制限のような強硬策で国内産業の保護を優先する米国が波乱要因になる。