行方・三昧塚古墳出土品、重文に 国文化財に旧諸岡家住宅煉瓦門および塀など 茨城 (1/2ページ)

三味塚古墳出土品の一つ、「金銅馬形飾付透彫冠」(県立歴史館提供)
三味塚古墳出土品の一つ、「金銅馬形飾付透彫冠」(県立歴史館提供)【拡大】

  • 三味塚古墳出土品の一部(県立歴史館提供)

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は9日、国指定重要文化財(美術工芸品)に茨城県所有の「三昧塚(さんまいづか)古墳出土品」を指定するよう林芳正文部科学相に答申した。また、国登録有形文化財(建造物)についても龍ケ崎市上町の「旧諸岡家住宅煉瓦(れんが)門および塀」など県内の建造物11件を登録するよう答申。登録されれば、県内の国指定重要文化財(美術工芸品)は45件、国登録有形文化財は296件となる。

 国指定重要文化財に答申された三昧塚古墳出土品は現在の行方市沖洲、霞ケ浦に面した沖積低地に築かれた全長約87・3メートルの前方後円墳から出土した副葬品。銅鏡や鉄製の武器、馬具など計約300点が一括して答申されたが、とりわけ馬形の飾りが付く「金銅馬形飾付透彫冠」は他に例のない貴重な遺品とされる。これら出土品は東国における古墳の副葬実態をよく示し、古墳時代の社会を考える上で学術的価値が高いという。

 また、国登録有形文化財に答申されたのは「旧諸岡家-」のほか、▽牛久市女化(おなばけ)町の「旧岡田小学校女化分校校舎」▽大子町初原の「旧初原小学校」の「一号棟」「二号棟」「講堂」▽同町西金の「旧西金小学校」の「校舎」「理科室および音楽室」「調理室」▽同町浅川の「旧浅川小学校」の「一号棟」「二号棟」▽同町槙野地の「旧槙野地小学校校舎」。