東大、合否判定に使わず 「共通テスト」英語の民間検定

 東大の福田裕穂副学長は10日の記者会見で、平成32年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語で導入される民間検定試験を、入試の合否判定に使わない考えを明らかにした。東大の方針は他大学の対応にも影響を与えそうだ。

 福田副学長は「現時点で入試に用いるのは拙速だ」と述べた。合否はマークシート式の共通テストと2次試験の成績で判断することになる。一方で、受験生の民間検定試験のスコア提出は求め、入学後の教育に活用していく考えも示した。

 大学入試センターは共通テストの英語について、マーク式との併存期間を経て、民間検定試験に全面移行するとしている。

 民間検定試験をめぐっては、それぞれ制度設計が異なり、測れる能力に違いがあるとして、合否判定の際に同一基準で比べることを疑問視する意見が大学関係者の間でも根強い。