海外情勢

米男性にスニーカー熱 転売盛況、投資マネー呼ぶ7兆円市場 (1/2ページ)

 アパレル業界全体の売り上げが低迷する中、米国のスニーカー市場が成長を続けている。男性消費者の増加を背景に市場規模は今や650億ドル(約6兆9400億円)に拡大。投資家の関心を集めている。スニーカー人気を象徴するのが、転売サイトの盛況ぶりだ。

 職場カジュアル化

 新品・中古品のスニーカー専門転売サイトを運営する「GOAT(ゴート)」にはスポーツ用品大手ナイキの「エアジョーダン」ブランドや同業アディダスの「イージー」など、愛好者からの人気が高いスニーカーが出品される。

 同社は事業拡大に向け9760万ドルの資金を調達した。同社に投資したベンチャーキャピタル(VC)、インデックス・ベンチャーズのダニー・ライマー氏は「スニーカー市場の勢いは明白で、ゴートにはスニーカーの売買を手軽に行うためのアイデアがあった」と語る。

 スニーカー市場の将来性を見込む企業はインデックス・ベンチャーズだけではない。この3年間でVCが投資したフットウエアの新興企業は20社を超え、総投資額は3億ドルを超えた。

 スニーカーを購入する主な顧客は男性だ。男性のファッションへのこだわりは強くなっている。職場での服装はカジュアル化し、ネクタイはクローゼットの隅に追いやられている。スマートフォンの普及に伴い腕時計の必要性も低下した。アクセサリーを着けない男性向けのアパレル市場では靴下と靴が最後のフロンティアだ。

 米調査会社NPDグループによると、米国のスポーツ・レジャー向け部門の靴の売り上げは2017年に前年比17%増の96億ドルに達した。

 ゴートのサイト訪問者は毎月1500万人に上る。1件の注文の平均額は約300ドルで、ゴートは12.4%の手数料を受け取る。同サイトにプロフィルや靴のサイズ、好みを登録した会員は700万人に上る。

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