給料7桁、AI専門家なら当たり前? ベース人材層不明、高額化に拍車 (1/2ページ)

 複数年にわたり7桁の給料を要求したい人にとって、キャリアの選択肢はこれまで最高経営責任者(CEO)か銀行員、有名芸能人、プロスポーツ選手の4つしかなかった。しかし、今では人工知能(AI)専門家という5番目の職種が加わった。存在するAI専門家の人材の層がどの程度なのか、人数の推計で意見が一致しないことも報酬の高額化を促す理由の一つだ。

 グーグルやアップル、フェイスブック、アマゾン・コム、ウーバー・テクノロジーズなどは、顔認証やデジタルアシスタント、自動運転車の開発チームで働くトップ研究者を招聘(しょうへい)するため、目がくらむような高額報酬のパッケージをちらつかせている。マシンラーニング(機械学習)とデータサイエンスで博士号を取得したばかりでも30万ドル(約3200万円)を上回る収入が得られるという。

 ハイテク業界だけではない。銀行やヘッジファンド、自動車メーカー、製薬会社もそれぞれの関心に応じて、同じような専門知識に期待を寄せている。AIの設計には、高度な数学と統計の理解、データサイエンスとコンピュータープログラミングの基礎知識、そして洞察力を併せ持つ人材が必要であり、見いだすことは難しい。人材の層が実際どの程度薄いのか正確な数字に関する推計もさまざまで開きがある。

「スーパースターに100万ドルを支払う」