東証、一時2カ月ぶり高値 好業績銘柄が相場けん引

 26日午前の東京株式市場は、好業績のハイテク関連の電機株に買い注文が入って相場をけん引し、日経平均株価(225種)は反発した。上げ幅は一時150円を超え、取引時間中として約2カ月ぶりの高値を付けた。

 午前10時現在は前日終値比139円69銭高の2万2355円01銭。東証株価指数(TOPIX)は3・31ポイント高の1771・04。

 前日の取引終了後に半導体製造装置メーカー大手の東京エレクトロンが増収増益の決算を示し、26日は朝方から好感する買いが集まって平均株価を押し上げた。景気動向に敏感な値動きをする製造業の銘柄の多くが買われ、市場の雰囲気を明るくした。

 円相場は1ドル=109円台の円安水準で推移し、上場企業の海外事業の収益が円換算で拡大するとの期待につながった。