NY株反落、75ドル安 米朝会談中止を懸念

 24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米朝首脳会談の中止で朝鮮半島情勢が緊迫することへの懸念から反落し、前日比75・05ドル安の2万4811・76ドルで取引を終えた。

 朝方に米朝首脳会談の中止が伝わると、リスクを避けようとする投資家の売り注文が膨らみ、前日からの下げ幅は一時280ドルに達した。その後は割安感が出た銘柄を買い戻す動きもあり、下げ幅を縮小した。

 個別銘柄では、原油安を受けて収益悪化が意識された石油のエクソンモービルやシェブロンの下落が目立った。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は1・53ポイント安の7424・43。(共同)