NY株反発、219ドル高 米雇用統計受け買い優勢

 1日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比219・37ドル高の2万4635・21ドルで取引を終えた。朝方発表された5月の米雇用統計で、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が市場予想を上回り、幅広い銘柄で買い注文が優勢となった。

 半導体のインテルや通信機器のシスコシステムズ、電子機器のアップルといったハイテク株が軒並み買われ、相場全体を大きく押し上げた。

 米長期金利の上昇で利ざや拡大が意識された金融のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスの上昇も目立った。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は112・21ポイント高の7554・33となり、3月12日につけた終値の過去最高値(7588・32)に迫った。(共同)