東証、上げ幅一時100円超 午前終値は2万2497円 米株高好感し続伸 

 5日午前の東京株式市場は、前日の米国株高を好感した買い注文が先行し、日経平均株価(225種)は続伸した。上げ幅は一時100円を超えた。

 午前終値は前日終値比21円95銭高の2万2497円89銭。東証株価指数(TOPIX)は1・37ポイント安の1773・32。

 4日のニューヨーク株式市場は、米国の景気拡大への期待が高まったことからダウ工業株30種平均が上昇。ハイテク株主体のナスダック総合指数は終値の過去最高値を更新し、東京市場はこうした流れを引き継いだ。

 円相場で円安ドル高が進んだことも投資家心理を明るくし、朝方から情報通信や半導体関連の銘柄を中心に買う動きが優勢となった。

 ただ、平均株価は前日に終値で300円超上げたため、当面の利益を確定する売りが入ったほか、円安ドル高の一服に伴い下落に転じる場面もあった。