【東京市場の注目銘柄】(6日)ソニー 2.8%高

 ≪ゲームソフトで大幅増益見込み≫

 ■ソニー(6758) 前日比2.8%高の5539円。ゴールドマン・サックス証券は、12日から米ロサンゼルスで開かれる世界最大規模のゲーム見本市「E3」では、2020年3月期以降発売の内製シリーズタイトルが多く発表されると予想。ゲーム事業の営業利益は21年3月期までの中期計画で減益から今期並みとなっているが、今回のE3や4~6月期決算で自社ソフトで大きく利益を伸ばす姿が見えてくると指摘、E3に向けたトップピックとした。

 【工作機械】 ファナック(6954)が2.9%安の2万2465円、DMG森精機(6141)が3.1%安の1797円など。クレディ・スイス証券はファナックの投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、DMG森精機とアマダホールディングス(6113)を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。典型的なシクリカル(周期性)製品の工作機械について、過去の受注ボトムからピークまでの累計受注合計を比較。更新需要の顕在化度合いを確認した結果、受注は今年11、12月にも前年比マイナスに転じ、19、20年には調整局面が到来するとした。

 ■ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324) 5.8%安の4750円。東海東京調査センターは投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」、目標株価を6100円から5820円に下げた。産業用ロボットや半導体製造装置の部品である精密減速機の需要環境は良好だが、生産能力が受注規模に追い付かず納期が長期化、当面は生産能力拡大の先行投資負担が重いとみる。

 ■富士通ゼネラル(6755) 3.5%安の1737円。ジェフリーズ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」、目標株価を2400円から1800円に下げた。18年9月中間期まで続く在庫調整の必要性は売り上げと営業利益の会社計画実現の足かせだと指摘。今期営業利益は会社計画からの下振れを予想した。

 ■クミアイ化学工業(4996) 9.2%高の769円。4月中間営業利益は前年同期比61%増の47億円と、従来計画の38億円を上回る見通し。国内で農耕地向け農薬や化成品、海外では米国のアクシーブ剤や欧州向け農薬が順調に推移し、売上高が想定を7.1%上回る。

 ■エービーシー・マート(2670) 5.5%安の6390円。5月の既存店売上高は前年同月比5.4%減と12カ月ぶりの前年割れ。天候不順で夏物商品が不振だった。

 ■しまむら(8227) 1.8%安の1万1170円。みずほ証券は目標株価を1万1500円から9900円に下げた。低価格商品の強化による一品単価下落の影響が大きく、販促効果の高い紙媒体チラシの拡充など既存店回復に向けた取り組みの成果が現時点ではみられないと指摘した。

 ■青山商事(8219) 1%高の3880円。発行済み株式総数の0.9%にあたる50万株、20億円を上限に自己株式を取得する。期間は11日から25日まで。

 ■アインホールディングス(9627) 2.9%安の7480円。19年4月期の営業利益計画は前期比11%減の175億円とした。みずほ証券は、コンセンサス(市場予想)から8%下振れており、株式市場ではややネガティブに受け止められる可能性があると判断。過去の薬価改定年度の期初計画と実績の差異を見ると、上振れと下振れが混在、薬価改定年度の業績見通しの難しさがうかがわれるとした。

 ■トリドールホールディングス(3397) 6.6%安の2995円。うどんチェーン店「丸亀製麺」などの5月既存店売上高は前年同月比5.6%減。週末の天候不順などで客数が同9%減少した。丸亀製麺ではTVCM放映で客数増を試みたが、前年人気TV番組に取り上げられた反動が出た。(ブルームバーグ)