【東京市場の注目銘柄】(7日)くらコーポレーション、13%高

 ≪新規出店効果で営業益大幅増≫

 ■くらコーポレーション(2695) 前日比13%高の8060円。2018年4月中間営業利益は前年同期比22%増の37億7700万円。回転ずし店の新規出店などが寄与した。野村証券は、2~4月期は前年同期比23%増の20億円と同証券予想15億円を大きく上振れて着地、国内外で予想以上の好調を確認したと評価。同四半期実績を踏まえ同証券の業績予想を上方修正、目標株価を7600円から8300円に上げた。

 ■ココカラファイン(3098) 5.2%安の7670円。5月既存店の売上高速報値は前年同月比4%減と7カ月ぶりに前年実績を下回った。このうちドラッグストアの売上高は同4.3%減で客数、客単価ともに前年割れ。調剤薬局は同1.9%減と2カ月連続マイナスだった。

 ■日本空港ビルデング(9706) 3.9%高の5550円。モルガン・スタンレーMUFG証券は目標株価を6400円から8900円に上げた。株価は東京国際空港ターミナル(TIAT)連結化と国際線能力拡大による利益成長力を依然過小評価していると指摘、業績予想を上方修正した。

 ■GMOインターネット(9449) 4.2%高の2942円。自社開発した高性能の仮想通貨マイニング(採掘)マシン「GMOマイナーB2」を6日発売した。最先端の7ナノ(ナノは10億分の1)メートルプロセス技術によるマイニング用特定用途向け集積回路(ASIC)を搭載、同タイプのマイニングマシン発売は世界初としている。

 ■スルガ銀行(8358) 2.3%安の1129円。5月に公表済みの18年3月期最終利益を211億円から69億8800万円に訂正。シェアハウス関連融資で48億2500万円、シェアハウス以外の投資用不動産関連融資で155億円を貸倒引当金として追加計上した。野村証券は、悪材料が出尽くしたか否かは第三者委員会による調査報告、今期以降の業況や当局の対応を見極める必要があるとした。

 ■資生堂(4911) 5.6%高の9177円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を7700円から1万800円に上げた。20年の東京五輪をきっかけに中国人以外の来日外国人も増加、日本の化粧品需要が拡大すると見込む。

 ■太陽ホールディングス(4626) 6%高の4835円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「ホールド」から「買い」、目標株価を5900円から6200円に上げた。株価は医療・医薬品事業の営業利益貢献が限定的なことと、汎用レジストの競争激化などを背景に調整中と推察するが、収益を牽引(けんいん)する既存の主力製品である高機能レジストやドライフィルムは好調で、直近の株価調整は行き過ぎと分析した。

 ■HOYA(7741) 1.8%安の6446円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ノートパソコンでのフラッシュメモリーを使ったSSD(ソリッドステートドライブ)搭載拡大によるHDD需要縮小が引き続きリスク要因として意識され、株価上昇のきっかけに乏しい状況が続くとの見方を維持した。

 ■ナブテスコ(6268) 2.7%高の3585円。クレディ・スイス証券は投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」、目標株価を3700円から4000円に上げた。ロボット向け減速機受注の減少、中国高速鉄道向け需要の構造的な減少を同証券では危惧していたが、株価には織り込んだ印象と指摘した。

 ■三井ハイテック (6966) 3.4%安の1407円。2~4月期(第1四半期)営業利益は前年同期比50%減の2億5100万円。積極投資による減価償却費の増加やスマートフォン向け半導体在庫調整による電子部品事業の稼働率低下などが響いた。(ブルームバーグ)