香港・中国株セールス強化 HSBC、競合から幹部クラス起用

香港の金融街にあるHSBCの香港本部(ブルームバーグ)
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 英銀大手HSBCがアジア太平洋地域の株式業務で積極的な採用を続けている。ドイツ銀行など競合他社から幹部クラスを起用する。

 関係者によると、HSBCはドイツ銀のイザベラ・クウォック氏を中国を中心としたアジア株セールス担当マネジングディレクターとして採用。さらに、シティグループからエドマン・ウォン氏、CLSAからはビベク・ガンジー氏が同行に加わるという。

 HSBCは昨年の早い時期にホセイン・ザイミ氏をグローバル株式業務責任者に起用してから同事業を再構築しており、一連の採用はその一環。関係者によると、同行は成績が振るわない従業員を減らす一方で、同業からディレクターレベル以下を中心に幅広く新たな人材を迎えているという。

 HSBCによる一連の採用は香港・中国の株式セールス強化とアジアのヘッジファンドビジネスの向上が狙いとみられている。HSBCは昨年、中国本土で過半出資合弁の認可を取得した最初の外銀となっており、中国での証券事業を強化することも優先事項になる。(ブルームバーグ Cathy Chan)