ロレアル、SNSで中国消費者にPR (1/2ページ)

カンヌ映画祭での李宇春さん(AP)
カンヌ映画祭での李宇春さん(AP)【拡大】

  • パリの百貨店に並ぶロレアルの商品(ブルームバーグ)

 今年のカンヌ国際映画祭に参加した中国の女優でポップス歌手の李宇春さんは、ジャンポール・ゴルチエのドレスを身にまといレッドカーペットに登場した。李さんを商品のイメージキャラクターに起用しているフランスの化粧品メーカー、ロレアルの撮影チームがその様子を記録。中国人スターの映像はすぐさま何十人というエディターとプロデューサーの手で編集された。インスタグラムや中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」など、あらゆるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に数時間以内に投稿するためだ。

 カンヌは絶好の機会

 これが、スマートフォン時代において世界最大のビューティーブランドが展開するプロモーション活動だ。ドラッグストアに足を運ぶ消費者が減り、テレビではなくスマホのスクリーンを人々がのぞき込むようになる中で、ロレアルは成長を牽引(けんいん)するデジタル機器に精通した中国人消費者にアピールしようと、世界的に大きな注目を集める映画祭を最大限に活用している。

 カンヌのビーチで開かれたトークショーにはジェーン・フォンダやイザベル・アジャーニら有名女優が参加。同社の消費者向け旗艦ブランド「ロレアルパリ」はこのイベントの一部を中国語で収録し、アリババ・グループ・ホールディングのオンラインショッピングモール「天猫(Tモール)」に配信した。

 ロレアルパリのグローバルブランド担当プレジデント、ピエールエマニュエル・アンジェログルー氏はビーチに設置された2階建ての映像スタジオから、「われわれにとってカンヌは多くのコンテンツを制作できる絶好の機会だ」と話した。

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