5月の国内企業物価2.7%上昇 原油価格上昇や需要増寄与

 日銀が12日発表した5月の国内企業物価指数(2015年平均=100、速報)は、前年同月比2.7%上昇の101.1となり、17カ月連続で前年を上回った。上昇幅は7カ月ぶりに拡大に転じた。原油価格の上昇や国内需要の増加が寄与した。

 全744品目のうち、上昇は401品目、下落は254品目だった。品目別では、原油の値上がりを受け石油・石炭製品が19.4%上昇した。アルミニウムの市況が改善した非鉄金属が9.3%、建設用の需要が拡大した鉄鋼は4.4%それぞれ上がった。情報通信機器や電気機器は下落した。円ベースの輸入物価指数は6.5%上昇し、輸出物価指数も2.4%上がった。

 日銀は、原油価格などの市況が物価に大きな影響を与える基調は変わっていないと指摘。米国の保護主義的な政策の動向など国際情勢を注視していくとした。