万博の大阪誘致、各国へPR 1回目投票での勝利狙いつつ「決選投票」見据え個別交渉も (1/2ページ)

BIE総会での万博開催地決定の投票の流れ
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 【パリ=杉侑里香】2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け、実質最後のプレゼンテーションを翌日に控えた12日夜(日本時間13日未明)、パリ市内で博覧会国際事務局(BIE)加盟国の代表らを招待した日本政府主催のレセプションが開催。日本の文化や魅力のアピールに加え、開催計画の細かな情報も丁寧に発信し、支持を広げる考えだ。一方、誘致委は「1国1票」の確実な取り込みを図るため、個別アプローチを重視。1回目の投票での勝利を狙いつつ、「決選投票」も見据えた、したたかな戦略も展開している。

 レセプションの舞台となったのは、在仏日本大使公邸。フランス大統領官邸「エリゼ宮」や各国の大使館が近くにあり、有名ブランドショップも多く立ち並ぶパリ中心部の華やかな一等地だ。レセプションは立候補国が1回ずつ開催する公式行事で、ライバルのうちアゼルバイジャンは昨年すでに開催。加盟国の要人が多く集まる今回の総会に合わせて開くのは日本とロシアだ。

 レセプションには在仏大使や外務省関係者、誘致委の榊原定(さだ)征(ゆき)会長や松井一郎大阪府知事らがホストとして出席。非公開だが夕食を交えて2時間程度、詳しい万博計画や誘致への熱意などを伝え、加盟各国に支持を訴えた。

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 今回の総会後、開催地決定の投票が行われる11月の総会までBIEの公式行事はないため、残り半年はより、各国への個別の働きかけが重要視される。

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