海のドローン 習氏お墨付き 新興企業の雲洲智能 資本調達に強み (3/3ページ)

 だが、張氏と中国政府機関との結び付きこそが、雲洲智能の何よりの推進力だ。同社には珠海市政府も出資。張氏のオフィスには共産党幹部と一緒の同氏の写真が掲げられている。その1枚に写るのは、ロシアのメドベージェフ首相の前で無人機の模型を李克強首相に手渡す張氏の姿だ。

 海洋エンジニアリングを含めた10分野でイノベーションを目指す国家戦略「中国製造2025」を統括しているのが李首相であり、この戦略に伴う補助金は米中貿易協議に緊張をもたらした要因の一つだ。

 国家主席の任期期限が撤廃され習主席は2期目が終わる2023年以降も続投するとみられるが、張氏は習主席と一緒の写真が欲しいと考えている。「オフィスをまた訪問してくれたら、次はたぶんその写真を見せられる」と張氏は語った。(ブルームバーグ Blake Schmidt)