対米摩擦に揺るがぬ製薬株

 ■漢方の●州片仔★、倍以上値上がり

 中国株式市場では今、ヘルスケア銘柄が最も熱い。ヘビの胆嚢(たんのう)を乾燥させた生薬を売る製薬会社の株価が今年に入り倍以上の水準に値上がりしている。

 米中貿易摩擦の影響が株式相場に及ぶ中で、本土の投資家は漢方薬メーカーの●州片仔★薬業などの内需株に向かっている。「蛇胆」を販売する●州片仔★の売り上げのほぼ全ては国内だ。

 ほとんどのセクターが売られる中で、2018年の本土株市場で製薬会社などのヘルスケア銘柄の好調さは際立っており、上昇率は30%近い。ただ、10年ぶりの高水準となったバリュエーション(株価評価)が株高継続への脅威として浮上しつつある。

 北京に本社を置くチャイナ・ビジョン・キャピタル・マネジメントの孫建波社長は「ヘルスケアセクターの株高が続けば、すぐにバリュエーションの天井にぶつかる可能性がある」と指摘した。強気派は新薬承認の迅速化といった医療改革に楽観的で、製薬各社の増益率をより速いペースで押し上げる可能性があると期待している。(ブルームバーグ Amanda Wang、Cindy Wang)

●=さんずいに章

★=やまいだれに黄