ネット3強大型IPO照準 鴻海子会社株 そろって大量買い入れへ

 中国本土で2015年以来の大きな規模となる新規株式公開(IPO)に中国の主要インターネット各社が関心を寄せている。

 上海で271億元(約4666億6200万円)相当のIPOを計画しているのは、台湾の鴻海精密工業が傘下に置くフォックスコン・インダストリアル・インターネット(富士康工業互聯網、FII)。同社は上海証券取引所への届け出で、百度(バイドゥ)とアリババ・グループ、テンセント・ホールディングス(騰訊)の関係会社がIPO時に1株当たり13.77元でそれぞれ2180万株を買い入れると発表した。

 英語社名の頭文字を合わせ「BAT」と呼ばれる百度とアリババ、テンセントの3社は関係会社を通じ、米アップルが自社製品組み立てで最も頼る鴻海精密工業のスマート製造部門のいわゆる「戦略的投資家」となる。

 FIIの届け出によれば、他の戦略的投資家には中国の国有銀行などに投資する中央匯金投資の資産運用部門が含まれる。同部門は5810万株の購入で合意。中国鉄路の子会社は4360万株、中国人寿保険が3410万株を買い入れる。これら投資家に対するFII株放出禁止の「ロックアップ」期間は3年。(ブルームバーグ Xiaoqing Pi)