仏カルフール、グーグルで食品ネット販売 生鮮品で世界初

 仏小売り大手カルフールは11日、米IT大手グーグルと提携し、同社のプラットフォームを通じてフランスで食品のインターネット通信販売を行うと発表した。カルフールによると、グーグルのプラットフォームを通じた生鮮食品の販売は世界初となる。発表によると、スマートスピーカー「グーグルホーム」や音声人工知能(AI)「グーグルアシスタント」などグーグルが提供するプラットフォームを通じて、2019年の早い時期までにカルフールの商品を注文できるようにする。

 近年、フランスのスーパーマーケット各社は相次いで食品のネット販売事業に参入しており、競争が激化している。小売り企業カジノ・ギシャール・ペラションは3月、米ネット通販最大手アマゾン・コムとの提携を発表。カジノ傘下のスーパー「モノプリ」の食品を「プライム・ナウ」サービスを通じてパリや周辺地域の顧客に販売する計画を明らかにした。

 カルフールも例外ではなく、食品ネット販売強化を再建計画の柱としている。昨年就任したボンパール最高経営責任者(CEO)は、同社が食品ネット販売市場を牽引(けんいん)する企業となり、郊外の大規模小売店への依存を減らすことを公約に掲げている。

 同社のデジタルトランスフォーメーション部門を率いるマリー・シュバール氏は「今回の提携は食品ネット販売強化のための画期的な手段だ」とした上で、「グーグルのインターフェースを通じて食品を販売するのはフランス初の試みであり生鮮食品では世界初となる」と指摘した。(ブルームバーグ Robert Williams)