京都・南山城の道の駅 50万人突破 開業1年2カ月のスピード達成

50万人目の買い物客となり、記念品を受け取る田嶋さん(左から2人目)
50万人目の買い物客となり、記念品を受け取る田嶋さん(左から2人目)【拡大】

 京都府南山城村の道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」の買い物客が13日、累計50万人を超えた。昨年4月の開業から1年2カ月での大台突破。運営会社の森本健次社長は「まだ通過点だが、村内外から人が訪れるにぎわいの場となりうれしい」と話した。

 道の駅では、村産の茶や農産物などの販売とレストランのレジを通った買い物客をカウント。この日、家族で来店した同府木津川市の会社員、田嶋亮介さん(36)が50万人目となり、森本社長から茶など道の駅オリジナル商品の詰め合わせセットが手渡された。

 田嶋さんは名古屋市に住む妹夫婦を送る途中で立ち寄ったといい、「これまで何もなかった場所に道の駅ができ、よく利用している。通り道で買い物などができて便利だ」と話した。

 道の駅は、村が出資する株式会社「南山城」が指定管理者となり、昨年4月15日にオープン。森本社長によると、開業前の年間目標12万人に対し、3倍強の40万5千人、売上高も目標を1億円上回る3億9千万円(平成30年3月期)に上った。