ドローンサービス、競争激化で単価急落 (1/3ページ)

ドローンサービス市場は競争が激化している(ブルームバーグ)
ドローンサービス市場は競争が激化している(ブルームバーグ)【拡大】

 アンディ・トレンチ氏は自ら組み立てたドローン(小型無人機)で米東海岸沿いの写真を空撮し、2015年には1日2000ドル(約22万円)を稼いでいた。今、同じ仕事で手に入るのは約175ドルだ。

 米ロードアイランド州で10年以上にわたり、遠隔操作のドローンを扱ってきた起業家である同氏は「この業界が底辺への競争に陥っているのは明らかだ」と話す。

 大企業が買収で優勢

 連邦航空局(FAA)が商用ドローンの飛行を認めてから3年がたち、参入相次ぐ業界の競争はヒートアップし続けている。自動飛行する安価なハイテク機の登場でライバルが増え、上空からデータを収集するための費用は低下。顧客はドローンを使った調査や写真撮影などのサービスを安価に利用できるようになった。

 ドローンサービスを手掛ける企業にとっての問題は、どうやって利益を上げるかだ。ゼネラル・エレクトリック(GE)やインテル、ベライゾン・コミュニケーションズなどの米大手企業、そしてプレシジョン・ホーク、エアウェアなどの資金豊富な新興企業は、こうしたドローンサービスを提供する企業の一部だ。

 業界では、ビジネスを急速に発展させるために必要な専門技術を買収できる資金力を持った大企業が優勢だ。小規模なドローン事業者が生き残りたければ、戦うすべを見つけ出さなければならない。科学技術そのものも、競争における脅威の一つ。ドローンのオートメーション化が進んで操縦が容易になれば、潜在顧客の一部は自らドローンを購入し、飛ばそうと考えるようになる。

続きを読む