NY原油急反落、70ドル台 米中摩擦で需要減少懸念

 11日のニューヨーク原油先物相場は急反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前日比3・73ドル安の1バレル=70・38ドルで取引を終えた。下げ幅は2015年9月1日以来、約2年10カ月ぶりの大きさ。

 米中貿易摩擦の激化が世界経済に悪影響を及ぼし、エネルギー需要の減少につながるとの懸念が相場を押し下げた。閉鎖されていたリビアの原油積み出し港の再開が伝わり、供給不安も後退した。(共同)