日本株、米中貿易戦争で漁夫の利 時価総額6兆ドル記録、アジア首位奪還 (2/2ページ)

東京・日本橋にある東京証券取引所。日本株が時価総額でアジア首位の座に返り咲き、海外の投資家の関心を集めている(ブルームバーグ)
東京・日本橋にある東京証券取引所。日本株が時価総額でアジア首位の座に返り咲き、海外の投資家の関心を集めている(ブルームバーグ)【拡大】

 ユニオン・バンケール・プリベのアジア株式調査責任者、キーレン・カルダー氏は「ソニーや日立、富士通などの大企業が市場予想をかなり大きく上回る決算を発表した。これが相場の主要な牽引(けんいん)役だ」と述べた。

 同氏は日本企業の決算のポジティブな傾向は続くと予想。4~6月期は年度初めで業績見通しが保守的となりがちだが、決算を見る限り企業の業績見通しには上方修正の余地があると指摘した。また、多くの企業が為替の前提を1ドル=105円に置いており、現在の為替水準からすると円安の好影響を受けやすい企業には追い風だと語った。

 CLSAのスミス氏は、日本株が時価総額2位の座を取り戻したことで、市場コンセンサスを上回る企業業績や相対的に魅力的なバリュエーションに注目が集まるとの見方を示した。(ブルームバーグ Abhishek Vishnoi、Moxy Ying)