東京株続伸 8カ月ぶり高値 円安ドル高進行 終値70円高

 連休明け25日の東京株式市場は、円安ドル高の進行を受けて企業の業績改善期待が広がり、日経平均株価は7営業日続けて上昇した。終値は前週末比70円33銭高の2万3940円26銭。バブル経済崩壊後の最高値を付けた1月下旬以来、約8カ月ぶりの高値水準で引けた。

 東証株価指数(TOPIX)は18.42ポイント高の1822.44。出来高は約18億3500万株。

 米長期金利の上昇を背景に外国為替市場の円相場が一時1ドル=113円近辺に下落し、株式相場を押し上げた。3月期決算企業の9月中間配当を得る目的で陸運株などに個人投資家の買いが入った。半面、米国と中国の貿易摩擦の泥沼化を警戒した売り注文が先行し、平均株価は朝方に前週末終値から下落する場面もあった。13日から21日まで6営業日続伸していたため「利益確定の売りも出やすく、上昇幅は抑えられる」(大手証券)展開になった。