東証9営業日ぶり大幅反落 車追加関税回避も相場過熱警戒

 27日の東京株式市場は、日経平均株価が9営業日ぶりに大幅反落、前日比237円05銭安の2万3796円74銭で取引を終えた。日米首脳会談で米国による自動車への追加関税発動が当面回避されるとの見方で自動車株が買われたが、約8カ月ぶりの高値相場への警戒感から売り買いが交錯。取引終盤にかけては、目先の利益を確定しようとの売りが優勢となった。取引開始直後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)による追加利上げ決定などで米市場が下落した流れや円高基調が嫌気され、輸出関連株の一角が売られた一方、自動車への追加関税見送りが好感され自動車株が買われた。