東証、一時バブル後最高値 26年10カ月ぶり水準…上げ幅400円超

東京株式市場で、日経平均株価がバブル後高値更新。更新を示す株価ボード=28日午前、東京都中央区(宮川浩和撮影)
東京株式市場で、日経平均株価がバブル後高値更新。更新を示す株価ボード=28日午前、東京都中央区(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 取引時間中としてバブル経済崩壊後の最高値を更新した日経平均株価を示すモニター=28日午前、東京・東新橋

 28日午前の東京株式市場の日経平均株価は大幅に反発し、取引時間中としてバブル経済崩壊後の最高値を更新した。平成3年11月以来、約26年10カ月ぶりの高水準。上げ幅は一時400円を超えた。米長期金利の上昇傾向を受け、外国為替市場の円相場が9カ月ぶりの円安水準となる一時1ドル=113円台後半に下落した。自動車株や電機株といった輸出関連銘柄を中心に業績が上向くとの見通しが強まり、朝方から買い注文が優勢となった。

 前日の米国市場でダウ工業株30種平均など主要な株価指数が上昇し、米経済の好調さを背景に東京市場でも投資家心理が強気に傾いた。

 午前終値は前日終値比405円66銭高の2万4202円40銭。東証株価指数(TOPIX)は23・93ポイント高の1824・04。