「一帯一路」【Q&A】 参加国、借金で財政悪化も

 中国が巨大経済圏構想「一帯一路」のプロジェクトを各地で進めている。

 Q 一帯一路とは

 A 中国の習近平国家主席が2013年に提唱した経済圏構想で、ユーラシア大陸を陸上で横断して欧州へと続く「シルクロード経済ベルト(一帯)」と、東南アジアや中東などを通って欧州へとつながる「21世紀の海上シルクロード(一路)」を合わせて一帯一路と名付けた。

 通り道となる国の鉄道網や高速道路、港湾といったインフラ整備を進め、互いの経済的結び付きを強めるのが目的だ。

 Q 現状は

 A 「開放」を理念に掲げて多くの国に参加を呼び掛けており、既に100を超える国や国際機関と関連協定を結んだ。範囲は世界中に広がり、北極や南米まで含まれるようになった。日本は、日中以外の国でのインフラ整備で協力する意向だ。

 Q 問題は出ていないか

 A 中国は他国で工事を請け負うだけでなく、多額の建設資金も貸し付けている。スリランカやパキスタンなどは、巨額の借金によって財政が悪化し、モルディブに至っては政権が交代する事態となっている。(北京 共同)