19年世界成長率引き下げ IMF「貿易摩擦が脅威」

 国際通貨基金(IMF)は8日、世界経済見通しを発表した。米国と中国の貿易摩擦悪化を背景に、2019年の世界全体の実質経済成長率は、7月時点の予想から0・2ポイント引き下げ、3・7%と予測した。世界経済を押し下げるリスクが強まっていると分析、貿易摩擦を「主要な脅威」と位置付けた。

 米国と中国も0・2ポイントずつ下方修正し、それぞれ2・5%、6・2%に減速するとした。日本は0・9%のまま据え置いた。18年は設備投資拡大などによる景気押し上げを踏まえて0・1ポイント引き上げ、1・1%とした。

 IMFは貿易摩擦が一段と拡大すれば、世界の国内総生産(GDP)は最悪の場合、貿易停滞などで0・8%以上縮小すると試算。米国は0・9%以上、中国は1・6%以上減少する可能性がある。(共同)