東証、一時200円超下落 米株安重荷、値動き不安定

 12日午前の東京株式市場は、前日の米国株安が重荷となり、売り注文が先行して日経平均株価(225種)は続落した。米国と中国の貿易摩擦激化への警戒感がくすぶり、一時200円超下げ、取引時間中として約1カ月ぶりの安値を付けた。ただ急速に下げ幅を縮める場面もあり、値動きは不安定だった。

 午前10時現在は前日終値比126円97銭安の2万2463円89銭。東証株価指数(TOPIX)は9・54ポイント安の1692・32。

 ただ円相場が1ドル=112円台前半で落ち着いて推移し、円高が急激には進行していないことから、企業業績の伸び悩みへの懸念がひとまず後退した。日経平均株価終値が11日に915円安となった反動で、割安感の出たハイテク株などの一角には買いが入った。

 準大手証券関係者は「市場の不安は完全に解消されたわけではない。当面は株価が乱高下する恐れがある」と話した。