シンガポール航空、18時間超NY路線再開 原油高でも長距離就航活発 (1/2ページ)

シンガポール航空のA350-900型機(同社提供)
シンガポール航空のA350-900型機(同社提供)【拡大】

 シンガポール航空は11日、シンガポールのチャンギ国際空港と米国のニューアーク・リバティー国際空港を結ぶニューヨーク(NY)直行便の運航を再開した。フライト時間18時間45分、距離1万400マイル(約1万6737キロメートル)で、カタール航空のドーハ-オークランド(ニュージーランド)便を抑え、民間航空会社のフライトとしては世界最長の座を取り戻した。

 シンガポール航空は5年前、原油価格が1バレル=100ドルに上昇したことなどを受け、NY直行便の運航を打ち切った。現在、原油価格は4年ぶりの高水準近辺まで高騰しているにもかかわらず、地球半周の距離を飛行する超長距離便を復活した背景には、技術の進歩、航空機の燃費向上、燃料積載容量の拡大などがある。11月にはシンガポール-ロサンゼルス直行便の就航も予定している。

 アジア太平洋全域で航空輸送需要が増える中、長距離フライトのサービスは世界的に広がっている。オーストラリアのカンタス航空も今年3月、17時間のパース-ロンドン直行便の運航を開始。現在はさらに長距離となるシドニー-ロンドン、シドニー-ニューヨーク直行便の構想を進めている。

 カンタス以外にも、中東大手のエミレーツ航空やカタール航空、米ユナイテッド航空が、中東からニュージーランド、米ヒューストンからシドニーといった超長距離路線を運航中で、フライト時間は17時間前後にも及ぶ。

 シンガポール航空のNY直行便はエコノミークラスを廃し、最大搭乗人数161人(既存のA350-900の最大搭乗人数は253人)と、ゆったりした空間を確保した。ビジネスクラスはフラットベッドシートで67席。後部にはビジネス客の利用が多いプレミアム・エコノミークラスを94席用意した。

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