トランプ氏、再び批判「株価急落、FRBに引き起こされた」

トランプ米大統領(ロイター)
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 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領が、利上げを続ける連邦準備制度理事会(FRB)への批判を強めている。11日には記者団に、米株価の急落が「FRBの金利引き上げによって引き起こされた」と語り、金融引き締めが景気を冷やしかねないとの認識から、FRBを牽制(けんせい)するような発言を繰り返した。

 このところの米株価下落の背景には景気過熱を回避するためFRBが利上げを加速させることへの投資家の警戒がある。トランプ氏は10日、「気が変になっている」とFRBに矛先を向けたが、11日も改めて「(FRBは)コントロール不能だ」「引き締め過ぎている」と批判を展開した。

 トランプ氏は、最高値圏にあった株価を経済政策の成果として誇ってきただけに、11月の中間選挙を前に“口先介入”に出た格好。ただ、記者団の質問に「彼(パウエルFRB議長)を解任するつもりはない。ただ失望している」と返答したことには、FRBの独立性を揺るがしかねないとの懸念も浮上。クドロー国家経済会議(NEC)委員長が11日のテレビ番組で「大統領はFRBに政策を指示しているのではない」と強調し、釈明に追われた。