大手冬ボーナス、95万6千円で過去最高 経団連調査

 経団連は16日、大手企業が支給する冬の賞与・一時金(ボーナス)の第1回集計を発表した。平均妥結額は昨冬に比べて3・49%増の95万6744円と過去最高を更新した。第1回集計としては4年連続で90万円台となった。

 好調な企業業績を反映し、12業種のうち10業種で前年を上回った。経団連の担当者は「好業績の企業が多く、最終集計でも高水準となることが見込まれる」という。

 製造業の平均妥結額は3・31%増の94万8013円。非製造業は妥結額が判明している企業が3社と少ないが、8・30%増の120万7875円。業種別では、自動車の99万9968円、機械金属の94万4341円が妥結額の大きさで目立った。

 調査は東証1部上場で従業員が500人以上の企業251社が対象。