ベトナム、クウェートとの貿易額急増 1~8月は14億ドル超

 ベトナムは、中東諸国との貿易が拡大している。在ホーチミン市クウェート領事館によると、今年1~8月のベトナムとクウェートとの貿易額は約14億3000万ドル(約1615億円)で、昨年1年間の3億5000万ドルから急激に増えた。国営ベトナム・ニューズが報じた。

 クウェート領事館の外交官は「果物、冷凍魚、コメ、履物、建材、化粧品などのベトナム産品は、クウェートの市場に広く浸透している。今後もクウェートの消費者らはベトナム製品の普及を望んでいる」と話した。クウェートでは、食料品、自動車、衣料品、繊維などの輸入が拡大しているほか、外国人労働者の需要が増大しているため、ベトナムにとって外貨獲得につながる国だと外交官は指摘する。

 中東で2位の経済大国であるアラブ首長国連邦(UAE)も昨年、ベトナムからコメ、靴、繊維、魚介類、木材、野菜など50億ドル相当を輸入した。

 一方、ベトナムはUAEから原石や鉱物、液化天然ガス、石油など5億6200ドル相当を輸入した。

 クウェートとUAEの両国はエネルギーや石油の分野などでベトナムとの関係強化を求めている。原油産出国のベトナムとしても、これらの分野で両国との技術協力を望む構えだ。(シンガポール支局)