東証続伸、2万2000円台を回復

 28日の東京株式市場は、米政府高官の発言を手がかりに通商問題で米中両国が歩み寄るとの期待感が広がり、日経平均株価は4営業日続けて上昇した。終値は前日比224円62銭高の2万2177円02銭で、約2週間ぶりに2万2000円台を回復した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が27日、近く開催される米中首脳会談で貿易摩擦をめぐり「何らかの合意に達する可能性はある」と発言したことで投資家心理が改善。世界経済の先行きへの不安が和らいで幅広い銘柄が買われた。外国為替市場の円相場が円安ドル高に傾いたことや、上海株が総じて堅調だったことも平均株価を押し上げた。