河野外相、台湾をWTO提訴も 輸入規制継続の住民投票受け

河野太郎外相
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 河野太郎外相は2日、台湾が東京電力福島第1原発事故を受けた福島など5県の日本産食品の輸入規制継続を住民投票で決めた対応をめぐり、世界貿易機関(WTO)への提訴も検討していく考えを、盛岡市での自民党県連会合で明らかにした。

 河野氏は「検疫関連のWTO協定に反している。ルール違反に対する申し立ての仕組みがある。必要なら、しっかりやっていかなければいけない」と述べた。食品輸入に関し「WTOは科学的根拠に基づき決めるという明確なルールを設けている」とも指摘した。