東証上げ幅300円に迫る 対中関税猶予を好感

G20の二国間協議で会談するトランプ米大統領(右最前列)と習近平国家主席(左最前列)=1日、アルゼンチンのブエノスアイレス(AP)
G20の二国間協議で会談するトランプ米大統領(右最前列)と習近平国家主席(左最前列)=1日、アルゼンチンのブエノスアイレス(AP)【拡大】

 週明け3日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。米中首脳会談は米国が対中追加関税の税率引き上げを猶予することで合意し、貿易摩擦の激化が当面回避できたとして好感する買い注文が入った。上げ幅は一時300円に迫り、取引時間中として約1カ月半ぶりの高値を付けた。

 午前9時15分現在は前週末終値比224円96銭高の2万2576円02銭。東証株価指数(TOPIX)は16・77ポイント高の1684・22。

 米中が深刻な対立に至らなかったことが評価された一方、アルゼンチンで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議は「保護主義と闘う」との文言を首脳宣言に盛り込めず、多国間の協調体制は揺らいだ。東京市場では電機株や自動車株などの多くが値上がりしたが、今後の米政権の通商政策には引き続き警戒感がくすぶり、平均株価は上げ幅をやや縮める場面もあった。