トランプ大統領、NAFTA離脱を議会に通知へ 新協定承認で圧力 (1/2ページ)

 トランプ米大統領は1日、北米自由貿易協定(NAFTA)からの離脱を議会に近く通知する意向を示した。議会通知後6カ月で正式に離脱できることになっており、議会はNAFTAに代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の早期承認を迫られることになる。

 米国とカナダ、メキシコの3カ国首脳は11月30日にUSMCAに署名した。トランプ大統領は1日遅く、20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれたアルゼンチンから米国に向かう大統領専用機の機内で記者団に対し、「私は近くNAFTAを正式に終わらせる。従って議会はUSMCAか、貿易協定がない状態のどちらかを選択することになる」と述べた。

 大統領がNAFTA離脱を実際に通知すれば、実質的に安全策がない状態でUSMCAの議会審議が行われることになる。USMCAは署名されたものの、発効には各国議会の承認が必要。

 米国では、民主党が下院の過半数議席を握る来年からの新議会で審議されることがほぼ確実であり、一部の民主党議員はUSMCAの条件に異議を唱える可能性を警告した。

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