東証、一時200円超上昇 米株高好感、業績に懸念も

 18日午前の東京株式市場の日経平均株価は反発した。前日の米国株高を好感する買い注文が先行し、一時200円超上昇して約1カ月ぶりの高値を付けた。だが17日の取引終了後に業績見通しを下方修正した電子部品大手の日本電産株は売られ、製造業を中心に決算下振れへの懸念がくすぶった。

 午前11時現在は前日終値比260円44銭高の2万0662円71銭。東証株価指数(TOPIX)は17・02ポイント高の1560・22。

 米政権が対中追加関税の一部撤廃を議論していると伝わり、米中貿易摩擦の緩和期待から17日の米ダウ工業株30種平均が押し上げられた。18日の東京市場でも投資家の積極姿勢がみられ、割安感の残る銘柄に幅広く買いが入った。