イプシロン4号機打ち上げ 人工流れ星衛星など搭載

人工流れ星衛星などを搭載し、打ち上げられた小型ロケット「イプシロン」4号機=18日午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(草下健夫撮影)
人工流れ星衛星などを搭載し、打ち上げられた小型ロケット「イプシロン」4号機=18日午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(草下健夫撮影)【拡大】

 小型ロケット「イプシロン」4号機が18日午前9時50分20秒、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げられた。順調に行けば約52分後、宇宙機器用の部品などを搭載したJAXAの小型衛星1基を軌道に投入。さらに約18分かけて大学や民間の超小型衛星6基を順次、予定の軌道に運ぶ。

 イプシロンは固体燃料を使う3段式ロケットで、成功すれば4回連続となる。今回は初めて複数の衛星を同時に打ち上げた。

 超小型衛星の目玉は世界初の人工の流れ星を発生させる衛星で、都内のベンチャー企業が開発した。流れ星の材料となる粒を宇宙から放出し、大気に飛び込んだ際に発光する様子を地上から楽しむ計画だ。