瑞幸珈琲、米IPOへ準備 中国新興コーヒーチェーン スタバと競合

北京にある瑞幸珈琲の店舗でコーヒーを飲む女性ら(ブルームバーグ)
北京にある瑞幸珈琲の店舗でコーヒーを飲む女性ら(ブルームバーグ)【拡大】

 中国でコーヒーチェーンを積極展開し、米スターバックスの競争相手となっている新興企業、瑞幸珈琲が米国での新規株式公開(IPO)に向けて準備を始めたことが分かった。

 関係者によると、IPO規模は3億ドル(約330億円)前後になる可能性があるという。

 非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、瑞幸珈琲はクレディ・スイス・グループとIPOに向けて作業を進めており、早ければ2019年4~6月期(第2四半期)にも実施する。今後、新たに銀行を加える可能性もあるという。計画は初期段階で、詳細の変更もあると関係者は話した。

 営業を始めた18年に約2000店を出店した瑞幸珈琲は今年、2500店を新たに開くため積極的に投資している。スターバックスにとっては事業を展開する50カ国・地域余りで中国は最も急成長し、2番目に大きな市場。その中国で激しい攻勢を受けている。瑞幸珈琲は利便性や値ごろ感に力を注ぐことで、スターバックスが提供する広い高級感のあるスペースを必要としない都市部の会社員を取り込む考え。デリバリーにも力を入れており、テンセント・ホールディングス(騰訊)と提携することで合意した。直近の資金調達では企業価値が22億ドルと評価されている。(ブルームバーグ Vinicy Chan、Crystal Tse)